令和4年分確定申告の主な改正点は以下の通りとなりますので、申告の際にはご注意ください。
①確定申告書A様式が廃止となり、B様式に統一されます。
②修正申告の提出書類が変更になります。
従来までは第1表の他に第5表も提出していましたが、
確定申告書の様式が変更(B様式に修正申告欄が追加)
されたことにより、第1表のみの提出で良くなります。
②住宅ローン控除が変更になります。
1.控除率が1%から0.7%に縮小されます。
2.所得要件が合計所得金額2000万円以下に引き下げられ
ます。
3.控除対象となる借入限度額および控除限度額が省エネ
性能に応じて細分化されます。
③ 退職所得の計算方法が変更になります。
従来までは退職手当(総額)から退職所得控除額を差し
引いた退職所得の金額を1/2できましたが、今後は、
勤続年数5年以下の「短期退職手当等」につきましては
退職所得が300万を超える部分については1/2できな
くなりました。
④ 副業の所得区分が明確化されました。
副業収入等が300万以下である場合は、特殊な事情がな
い限り「雑所得(業務に係る)」で処理することになり
ました。ただし、副業収入等が300万を超えた場合でも
自動的に事業所得に該当する訳ではなく、「社会通念上
事業と称するに至る程度であるか」「帳簿書類の保存があ
るか」等で判断することになりました。