12月8日は、お釈迦様が悟りを開いた日と言われています。
生まれながらの裕福な暮らしを離れ、29歳の時に出家したお釈迦さまは、
その後数々の厳しい修行に打ち込みます。
さまざまな修行を経験し、6年間もの苦行にも身を投じましたが、それで
も心安らかな境地に至ることは叶いませんでした。
こうして苦行を離れ、体を弱らせたお釈迦様は、スジャータという名の村
娘から乳粥の供養を受けることになります。そして、菩提樹の木の下で瞑想に入りました。
ところが、瞑想をするお釈迦様の前に、ふたたび困難が立ちはだかります。お釈迦様の瞑想を妨げようと悪魔が妨害をしたのです。時にはお釈迦
様を誘惑し、時にはお釈迦様に恐怖を見せ、あらゆる手段で心を惑わそう
とする魔の手。しかし、お釈迦様は動じることなく瞑想を続け、やがて悪
魔を退けることになります。
お釈迦様はこの瞑想で悟りを開きました。
今では日本人にも馴染み深い仏教の教え。
その始まりは、遥か昔の12月8日にあったようです。